甘味があっておいしい【浦河】
浦河町は6日、浦河産の春レタスを児童生徒に味わってもらおうと学校給食のメニューとして春レタスのスープを町内の小中学校へ提供した。児童生徒たちはスープに入っているレタスを味わうと「甘味があっておいしい」と笑顔を見せていた。
町産の農産物の認知度向上を図る農畜産物販促進事業の学校給食食材提供事業の一環。学校給食で浦河産の春レタスを活用したメニューを提供することで、児童や教職員の地場農産物に対する理解を深めてもらい、地産地消に向けた購買意欲の向上も目指す。
この日のメニューは、「春レタスのスープ」のほか、「ジャガイモのトマト煮」、「コッペパン」、「りんごジャム」。使用したレタスは、厳冬期の収穫に向いた“クラウドブレイク”と春獲りに適した“春P”の2品種。給食の食材としての提供だけではなく、町内の全小学校の学級で展示用としても配布した。
このうち、堺町小(品田和輝校長)では、各クラスで担任教諭が展示用のレタスを用いて、レタスの説明と生産者や給食を作ってくれる人たちへの感謝などを伝え「いただきます」のあいさつをした。給食時間の放送は、保健委員がレタスの栄養について解説。レタスに関するクイズで楽しみながら知識を深めていた。
児童たちは、スープのレタスを頬張りながら旬の味覚を味わい、おかわりをする子も続出し、あっという間に完食。和田一翔くん(6年)は「浦河のレタスは味がとっても良くておいしかった。栄養がたくさん入っているので、体も丈夫になりそう」と笑顔を見せた。
栄養教諭の鈴木由香里さんは「レタスのビタミン、食物繊維は過熱により吸収力が高まる。スープにすることでレタスの栄養すべて摂ることができる。子どもたちには、生産者への感謝の気持ちを持ちながら、自分の体のためにしっかりと食べてほしい」と話していた。
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