６年生７人「楽しかった」

五十嵐監督（後列左）と卒団生７人

　室蘭祝津少年野球部（五十嵐扶光生監督）の第４５期生卒団式がこのほど、中央町の室蘭プリンスホテルで開かれ、団員や関係者らが卒団生の門出を祝福した。

　同部は１９７８年に結成。昨年は第３３回室蘭民報社杯争奪兼第４４回室蘭少年野球連盟納会大会で優勝するなど輝かしい記録を残した。

　卒団したのは６年生の佐竹圭太君、玉井仁大君、小島勝寿君、越後屋克君、鳥本剛生君、小笹良斗君、古林篤伸君の７人。指導者陣や保護者、在団生含め約６０人が出席した。

　式では五十嵐監督が卒団証書やトロフィー、サイン入りボールなどの記念品を卒団生に贈り、これまでの練習や試合を映像で振り返った。卒団生から写真パネルが贈られた指導者陣。五十嵐監督は目を赤くしながら「また練習に来てもいいんだぞ、中学でも頑張れ」と卒団生と握手を交わし、今後への期待を込めた。

　主将のプレッシャーから解き放たれ、穏やかな表情を見せた佐竹君は「幼稚園の年長から７年間、本当に楽しかった」「（次期主将へ）時にはいら立つこともある。落ち着いて強い責任感を持ってチームを引っ張ってほしい」と思いを託した。

　新主将に任命された５年生の横山惺大君は卒団生を前に「先輩たちから受け継いだ気持ち、学んだ技術をさらに磨いて全国を目指す。安心して見守っててほしい」と意欲を示した。

握手を交わす五十嵐監督（右）と佐竹君