優秀賞を受賞した木内さん（左）。右は川越風紀委員長

　いじめやネットトラブルの根絶を目指して北海道いじめ問題対策連絡協議会が主催する令和５年度「絆づくりメッセージコンクール」のことば・メッセージ高校生の部団体部門で浦河高校２年生の木内悠稀（ゆうき）さんの作品が優秀賞に選ばれた。２月28日に同校で表彰伝達式が行われ、日高教育局の行徳義朗局長が入賞をたたえ表彰状を手渡した。

　よりよい人間関係づくりを呼び掛けるメッセージを道内の小・中学校、高校の児童生徒から募集し、いじめの根絶とインターネットの適切な利用に関する啓発活動に活用するもの。

　同校では、風紀委員会が昨年６月30日から８月31日までの期間、全校生徒２８１人を対象に作品を募集し、約２００作品の中から風紀委員が３作品を選出し応募。高校生の部に応募のあった全道79校２８６０作品の中から、木内さんの「被害者は一生、加害者は一瞬」が見事に優秀賞を受賞した。

　伝達式には、齊藤雄大校長と川越花風紀委員長（１年）が立ち合い、行徳局長が木内さんに表彰状を手渡した。

　木内さんは「賞をとるのは初めてだったので、とてもうれしい。多くの人にメッセージが伝わってほしい」と話した。校内選考について川越風紀委員長は「短い言葉でいじめの深刻さが伝えられ、印象の強い作品になっていた」と振り返った。

　受賞したメッセージは、よつ葉乳業の協力で１リットル牛乳パック（よつ葉北海道十勝軽やかしぼり）の広告欄に１カ月程度掲載される。