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日高報知新聞

88人が学びやをあとに 浦河高校の第76回卒業式【浦河】

齊藤校長から卒業証書を受け取る卒業生=浦河高=

 浦河高校(齊藤雄大校長)の第76回卒業式が1日、同校体育館で行われ、3クラスの男女88人に卒業証書が贈られ、進学、就職とそれぞれの道を歩む卒業生たちが学びやをあとにした。

 同校は1932年(昭和7年)に町立実践女学校として開校。41年(同16年)に町立浦河高等女学校、48年(同23年)に男女共学の道立浦河高として改称再編。2012年(平成24年)度に浦河、様似両高が統合し、総合学科として新たにスタート。1948年以降の卒業生は今回を含め1万7383人になる。

 齊藤校長は卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡し、式辞で「皆さんが入学した令和3年はまだコロナ禍だった。学校行事の中止や制限など自分の描いていた高校生活とは違った日々が続いたが、人生には想定しきれない不測の事態が起こることがある。現実を直視し、根拠を持って創意工夫し、校舎で仲間と共に学び、喜び、苦しみ、泣いた三年間だったと思う。強い心を持ち、失敗を恐れることなく、何度でも挑戦するとともに、自分の可能性を信じ、常に元気よくやる気を出し、本気になって厳しい社会を乗り越えてほしい。浦高の卒業生としての誇りを持ち、自分だけではなく、他者や社会も幸せにする人生を歩んでほしい」とはなむけの言葉を送った。

 在校生代表で生徒会長の菊池華代さん(2年)が「私たち後輩は今まで見てきた先輩方の力強く前に進んでいく姿を忘れず、越えていけるように精一杯努めていく。皆さんがそれぞれの場所でより活躍されることを祈っている」と送辞。

 卒業生代表で前生徒会長の辻絢香さんが「3年次は自分を支えてくれる人の大切さやありがたさを実感した1年だった。今日を迎えることができたのは家族や先生方、地域の方の支えがあったから」と振り返り、在校生へ「一歩踏み出して新しいことへチャレンジしてみてほしい」と述べ、「先生から教わった言葉を胸にこれからも頑張っていきたい。今までお世話になった全ての人へ感謝している。3年間本当にありがとうございました」と、答辞を述べた。

 2月15日現在の卒業生の主な進路は、小樽商科大、帯広畜産大、道教育大函館校、同釧路校、島根大の国公立大5人、私大20人、短大2人、高等看護学校7人、専門学校22人。就職は17人。

 表彰の受賞者は次の通り。

 ▽御下賜金記念優良生 芳賀凛音(C組)

 ▽総合学科成績優秀者 木村朱羽(B組)

 ▽栗林育英学術財団研練褒賞 辻絢香(C組)

 ▽全国商業高等学校協会成績優秀者 遠山千陽(A組)

 ◇皆勤賞

 ▽A組 荒谷美珀、梶田希羽、福原華乃

 ▽B組 髙萩そら、土居颯来、前田迦那

 ▽C組 竹谷清秀、宮嶋凌生、村上未來

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