市教委に要望書、署名提出

伊藤教育長に要望書と署名を提出する小浜会長（右）

　室蘭少年野球連盟監督会（会長・小浜裕司八丁平ジャイアンツ監督）は２月２９日、住んでいる地域に関係なく、中学校の部活動に入部できるための要望書と１３４３筆の署名を市教育委員会に提出した。

　小浜会長が市教委を訪問し、伊藤博明教育長に要望書と署名を手渡した。小浜監督は「現６年生の中には４月から野球ができるか悩んでいる子もいる。野球が続けられるよう環境をつくってあげたい」と強く訴えた。

　伊藤教育長は「子どもたちにスポーツや文化に触れる機会をつくってあげたいという気持ちに変わりはない。送迎などさまざまな条件をクリアしながら環境づくりに励んでいく」と述べた。

　現在市内の７中学校のうち野球部があるのは、室蘭西、桜蘭、港北、本室蘭の４校。単独で公式戦に出場しているのは桜蘭のみで、残る３校は合同チームとして出場している。

　市は４月から、在籍する中学校に希望の部活動がない場合、一つの学校が受け入れて部活動を行う「拠点校方式」をサッカー部をモデルに開始する。野球部もいち早く同方式にしてもらえるよう、少年野球関係者らが署名活動を行っていた。