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日高報知新聞

今後の活動に役立てたい さまに読み聞かせサークル「みるみる」 子どもの本100冊届く【様似】

寄贈を受けた100冊と「みるみる」の石羽澤代表(右)と笹嶋さん(左)

【様似】さまに読み聞かせサークル「みるみる」(石羽澤幸枝代表、会員3人)が、公益財団法人伊藤忠記記念財団の2023年度子ども文庫助成事業で選定した子どもの本100冊が2月上旬に石羽澤代表の自宅に届いた。同サークルの活動に役立てる。

 同事業は1975年度(昭和50年度)から実施。子どもたちに本を届けることを目的に活動する国内外の団体・施設・個人などに支援するもの。22年度(令和4年度)までに、延べ2698件、約11億円の助成を行っている。この中の「子どもの本100冊助成」は同財団が選んだ小学校低学年、中学年、高学年、乳幼児向けの4セットなどから希望の100冊が贈られるもの。絵本を中心に誰もが知る幼児・低学年向けや子ども寄席など高学年向けも選定した。

 同サークルは2008年(平成20年)に発足。11年から様似小で10分間の朝読書の時間(毎週火曜日)や、認定こども園町立幼児センターで読み聞かせ活動を行っているほか、図書館が主催するおはなし会にも協力している。

 石羽澤代表(74)と会員の笹嶋ひとみさん(71)は「選定した本が届きうれしい。小学生への読み聞かせは本が何を伝えたいかを考えながら決めている。10分間という限られた時間の中で、1冊の絵本を読むのは大変だが、子どもたちが明るく元気な姿を見せてくれて、こちらが元気をもらっている」と話し、今後の活動に張り切っている。

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