さまざまな年代のひな飾りが並ぶひな人形展

　３月３日の「ひな祭り」を前に、10日から浦河町総合文化会館２階アートホールをメイン会場に郷土博物館企画展「桃の節句ひな人形展」が開かれている。昔ながらの人形が目を引き、会場はひと足早く華やいだ雰囲気に包まれている。３月３日まで、入場無料。

　ひな人形は、町民が町立郷土博物館に寄贈したもの。段飾り18組、ケース飾り８組のほか、ケースに入った市松人形８体、花嫁人形、藤娘など昭和20年代の源氏枠飾りや同30年代の屏風前飾り、同40年代のひな人形を中心に、江戸末期から代々引き継がれて大切に飾られてきたものから平成まで幅広く展示。

　年代によって親王や三人官女など人形の顔や衣装、道具類にも違いがあり、それぞれ説明もある。「木目込み人形」、昭和20年頃のひな人形と抱き人形、「市松人形」、幼児の四つ這いの姿を作った人形「這子（ほうこ）」、掛け軸なども展示され、見応えがある。

　また、11日に閉講したつるし飾り作り講座で完成したつるし飾り４作品も展示。さらに、スポット展示として段飾りまたはケース飾り１組を町内８施設で展示している。　

　時間は午前10時から午後６時まで。