北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

氷濤まつり中止 暖気で氷像解ける 千歳

千歳市の支笏湖畔で1月27日から開催していた千歳・支笏湖氷濤まつり(支笏湖まつり実行委員会主催)について、実行委は14日、暖気の影響で氷像の一部が崩れ落ちるなどして「安全確保が困難」とみて中止を決めた。当初は今月25日までの予定で、来場者数が好調に推移していただけに苦渋の決断。開催期間を10日以上残し、終了するのは初めてという。

急激な気温上昇で骨組みがあらわになった氷の展望台=支笏湖まつり実行委員会提供

 気象庁によると、支笏湖畔の最低気温は13日からプラスが続き、14日には2・9度を記録。2月の観測史上最高を更新した。最高気温も9・1度まで上昇した。

 実行委は13日から、高さ約6・5メートルの氷で作った「展望台」や氷像内に入って鑑賞できる「苔の洞門」など一部氷像の立ち入りを制限し、無料開放(通常は高校生以上500円)していたが状態はさらに悪化。骨組みが露出した氷像も散見され、14日からの立ち入り禁止を決断した。

 実行委によると、今年は1月27日~2月13日の18日間で約8万3000人が来場。1日平均約4500人と、前年を2割ほど上回る盛況ぶりだった。氷像に囲まれたたき火コーナーや氷の中に魚を展示した「氷族館」、温かい飲み物を味わえる「アイスキッチン」などが好評だったという。

 小林典幸実行委員長は「また気温が上がる予報もある中、(中止は)苦渋の決断だった」と説明。「今後は暖かさも考慮して氷像造りを工夫し、来年につなげたい」と述べた。

関連記事

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス