伐採現場などで研修 日高中部森林組合 北の森づくり専門学院の学生が【新ひだか】
【新ひだか】道内初の林業大学校(2年間)として2020年4月に開校した旭川市の道立北の森づくり専門学院(土屋禎治学院長、72人)の短期就業体験研修(短期インターンシップ)が1月30日~2月2日の4日間、静内田原の日高中部森林組合の伐採現場などで行われ、学生2人が研修した。
同学院は、百年先を見据えた北海道の森林づくりに向けて、林業・木材産業の即戦力となり、企業などの中核を担う人材を育成するための林業大学校として開校。授業の3分の2が実習で、現場での学びを重視することが特色。伐木業務従事者、玉掛け、小型移動式クレーン運転など15の資格取得ができ、2年目には3週間の長期インターンシップがあり、地域ごとの特色を学べる。
1日目は同組合事務所で、組合概要や研修日程の打ち合わせ、工場施設を見学し、午後からは研修の場所となる新冠町泉地区の町有林伐採現場を見学した。2日目は、同組合決算監査に同席、午後から各現場を視察して施工管理を学んだ。3日目は、静内豊畑の伐採後の現場で、新植のためのGPS測量を行い、午後からは森林所有者宅の訪問で森林の話を聞いた。最終日は、事務所で研修の振り返りと作業体験の評価が行われた。
短期研修を終えた旭川市出身の織田龍暉(りゅうき)さん(19)は「書類作成をさせてもらった時に、基本の作業だと教えられ、今回の研修を忘れずに今後に役立てていきたい。4日間とても学びのある楽しい研修だった」、空知管内栗山町出身の富樫明梨さん(19)は「体験したことの全てが学校では学べないことだったので、本当に勉強になった。森林所有者宅の訪問で話を聞いたことなど、貴重な体験ができた。GPS測量では前日に雪が降り、長い時間の研修ができなかったのが残念だった」と話した。
研修生を受け入れた同組合の竹内忠毅(ただき)参事は「いろいろな研修を受けることで知識や技術を身につけて、将来、北海道を担う林業従事者として活躍してほしい」と激励した。
関連記事
生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も 安平
安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...
クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ
苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...
狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】
道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...
12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】
西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...
健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..
工房、不登校児の居場所に 登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】