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日高報知新聞

学習スペースなど新設 旧静内駅舎 高校生意見基に改修オープン【新ひだか】

オープン式であいさつする佐藤観光協会長(右)

【新ひだか】町が昨年6月から改修工事を進めていた旧静内駅舎と観光情報センターぽっぽ(701・75平方㍍)が1日、改修を終えた一部でリニューアルオープンした。

 新設された学習スペースと売店スペースがオープン。特産品などの売店スペース約65平方㍍を移動し、新たに高校生や地域住民らが自由に使えるスペースを設置。テーブル席やカウンター席(約10㍍)などに20のいすを配置し、無料のWi―Fiやスマホの充電もできる。JR日高線鵡川―様似間(116㌔)が、2021年4月に廃止され、静内高校と静内農業高校の生徒が考えた「旧静内駅舎の利活用」や、「旧静内駅売店の集客率の向上」のアイデアも取り入れた。

 既存のにしや「そば・弁当」のほか、4月からは「S.R.K.」がこだわりの日高昆布拉麺を出店する。環境省の国立公園を管理する自然保護官事務所の開設も予定。地元業者とコラボ開発した「静農ブランド開発商品」の販売も行っている。これまでは、観光協会や観光情報センターぽっぽに自然保護官事務所を配置していたが、旧静内駅舎スペースに観光協会や観光情報センターぽっぽが移動する。

 総事業費は、約8100万円。「くつろげる待合スペース」「観光情報スペース」「飲食コーナー」「特産品展示・販売コーナー」「学習スペース」などを見直した。バス待合所の位置はこれまでと変わらない。

 1日午後1時のオープン式では、多くの来場者へ町からの記念品(先着100人)として、手提げ袋と町職員が手作りした町のフォトカレンダーのほか、八木菓子舗(三石本町)提供の筒型ミニ羊羹(同)がプレゼントされた。

 大野克之町長に代わり田中伸幸副町長は「高校生の意見を取れ入れ、学習スペースやスマホの充電、売店の通路も広くなり買い物しやすくなっている。バス利用がなくても施設に訪れてほしい」と呼び掛け、佐藤雅裕観光協会長は「売店で6日まで、リニューアル記念セールを実施したい」と新しい施設をPRした。

 施設は午前6時から午後9時半まで利用可能。売店は、オープンを記念して6日まで商品10%引き(一部を除く)を実施している(午前9時から午後5時まで)。

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