「観光要素」集中インプット 新ひだか〝オムニバス〟セミナー【新ひだか】
【新ひだか】短時間集中インプット&ディスカッション「観光〝オムニバス〟セミナー」が1月26日、町公民館で開かれ、町や各町観光協会、商工会議所、各町商工会、観光・食関連事業者などから14人が参加し観光について学んだ。
道の「みんなで観光1UP(つくって、売って、受け入れる)セミナー」。
前半は、タナベコンサルティング北海道支社の矢野裕之チーフマネージャーが基礎講義。「観光・ツーリズム」の観光3要素として「つくって」「売って」「受け入れる」を掲げ、「受け入れ側が稼げる(利益が出る)ことで地域の暮らしと社会経済が潤う。住んでよし・訪れてよし・持続可能な観光を目指すこと。キーワードは、『マーケティング』(顧客・観光客)『ブランディング』(伝える・繋げる)。事業戦略として、勝てる場の発見、誰に・何を、経営資源として、『ヒト』『モノ』『カネ』『情報』『時間』『知的財産』と話し、経営資源は増やせる、経済効果は波及する」と説明した。
続いてライフブリッジの櫻井亮太郎代表(50)が「アフターコロナにおける新しい観光」をテーマに講演。①観光のトレンド、観光業界のトピックス②食と文化の多様性③コンテンツ造成とプロモーション④アドベンチャー・トラベルの基礎⑤インバウンド向けの「やさしい英語」などを解説した。
訪日外客数の推移と現状では、2019年は中国、韓国、台湾、香港の順番だったが、23年は韓国、台湾、香港、アメリカ、中国に変化している。目的は、日本食、自然・景観地、歴史・伝統文化などが考えられ、選ばれる地方になるために、時間と距離を越えても行きたくなるテーマ性が高いツアーコンテンツが必要となるとし、栃木県の船山(特撮の爆発シーン撮影場所)爆破体験ツアーの事例を挙げて説明。
インバウンドの誘客に必要な3つの要素では、①折角だから②2日目の余白③多様性への対応とプラスコミュニケーション(地域の人)などと強調した。
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