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日高報知新聞

「当たり前」について考える 浦河小などで3学期始業式【浦河】

スクリーンに投影された被災地の様子を見る児童たち

 浦河町内の小中学校では3学期の始業式が行われ、1年の締めくくりとなる学期がスタートした。

 町内の小中学校では、16日から浦河第一中が新学期の授業を開始しているほか、17日に浦河小、荻伏小、荻伏中、18日に堺町小、浦河東部小、浦河第二中が始業した。

 このうち、浦河小(江口秀和校長、児童91人)では、午前8時25分から全校児童が体育館に集まり始業式を行った。ピアノの伴奏に合わせて全員で校歌を斉唱したあと、江口校長があいさつ。スクリーンに石川県能登半島で発生した地震で被害を受けた小学校などの様子を投影し「みなさんがこうして、そろって新学期を迎えられたことをとてもうれしく思う。能登半島で起きた地震で、被災地の学校は建物が壊れていたり、避難所になっている。教室の中で勉強することも友達に会うこともできない子どもたちがたくさんいる。みなさんが、今、こうして過ごせるのは普通で当たり前のことかもしれないが、普通じゃない状況になった時に、自分たちがどんな風に過ごさなければならないのかを考えてほしい」と児童たちに伝えた。

 このあと、担当教諭から3学期の学校生活について、「冬の外遊び」と「校内での過ごし方」の2つを要点として児童たちに説明し、健康で安全で過ごしやすい学校生活を送れるよう呼び掛けた。

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