厚岸ウイスキーに啓発ラベル 蒸留所、飲酒運転根絶へ協力【厚岸】
【厚岸】飲酒運転根絶への意識を高めようと厚岸署(渡部雅彦署長)は、町内でウイスキー製造を手掛ける堅展(けんてん)実業厚岸蒸溜所(樋田恵一代表取締役)と連携した啓発用限定ラベル付きのウイスキーを作製、17日に厚岸味覚ターミナル・コンキリエで披露された。
同社は2016年、厚岸蒸溜所を開設。同署は同社の高い知名度を生かして広く飲酒運転根絶を啓発したいと協力を要請、同社が快諾し、限定ラベルが実現した。
ラベルは同社製品と同様に「厚岸」の文字を大きくあしらい、飲酒運転根絶の合言葉「げんしゅ厳酒飲酒運転をしない、させない、許さない」を表示。色違いで2種類作り、うち1本は「酒」を赤い文字にして啓発強化の思いを込めた。
コンキリエで行われたお披露目式では、樋田代表取締役が渡部署長にウイスキーを贈呈し、感謝状を受けた。渡部署長は「厚岸ウイスキーの力を借り、飲酒運転根絶の意識の輪が広がってほしい」、樋田代表取締役は「酒は人を幸せにする力があるが、節度を持った飲酒の上の話。根絶に向け協力したい」と述べた。
式後は、同署員が来館者に同ラベルデザインのコースターやタグ、チラシなどを配布し啓発も行った。2本は同館1階ロビーで3月末まで展示する。
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