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十勝毎日新聞

「壮観」写真でPRを 道内地域おこし隊員招き撮影会【広尾】

 道内各地の地域おこし協力隊員を招き、広尾町の極寒の自然を撮影対象にしたフォトツアーが12、13の2日間、同町内で催された。参加者は太平洋から昇る朝日や夜空に輝く満天の星などを撮影、「海あり、山ありの広尾の自然は被写体として、とても魅力的」と述べていた。

広尾町のフンベ海岸沿いで日の出を撮影するフォトツアーの参加者

 広尾町地域おこし協力隊(体験型観光担当)の磯野巧さんが企画した。観光や広報活動に携わる深川市、空知管内秩父別町、上川管内美瑛町、同上川町の協力隊員6人が参加、上士幌町在住の写真家土門史幸さんが講師を務めた。

 初日は菊地ファームで乳牛や牛舎を見学し、町内の夜景や星空を撮影。2日目は早朝から黄金道路(国道336号)沿いや日高山脈方面を回り、「氷瀑(ひょうばく)」で知られるフンベの滝周辺の海岸では、強烈な日の出とオレンジ色に輝く海原を撮影した。

 上川町から参加した曙玲奈さん(29)は「自然を撮影するのは初めて、とても楽しい。きれいな星空が印象に残った」と笑顔。土門さんは「広尾の自然は管内でも特徴的。フォトツアーは面白い」と述べた。

 同様の趣旨で夏場に第2弾のフォトツアーを検討中。磯野さんは「撮影した大自然の写真を参加者個々のSNSにアップしてもらい、広尾の魅力を広く発信するのが目的。当面は協力隊の『研修ツアー』として実施したい」と話している。

 撮影した写真はツアーを共催したピロロ企画(広尾の1次産業の発信に取り組む団体)に寄贈してもらい、広尾の観光プロモーションに活用する。

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