急がないときは専用電話へ 110番の日 啓発活動 静内署が高校生を1日署長に【新ひだか】
【新ひだか】静内警察署(千葉則幸署長)は10日、イオン静内店出入口で「110番の日(1月10日)」の啓発活動を実施した。
110番は緊急の事件・事故などを警察に通報するための緊急電話。急を要しない住民生活の安全に関する相談や警察業務に関する意見・要望は警察相談専用電話♯9110か静内署、最寄りの交番・駐在所で受け付けている。静内署管内(新ひだか、新冠両町)の2023年中の110番受理有効件数は680件で、事件性のない情報・照会を含めるとさらに件数は多くなる。道警では、昨年38万9564件(前年比1万2400件増)の110番通報を受け付けており、約26%は緊急対応が不要な通報になるという。
この日は、静内署地域生活課の近藤謙作課長ら8人が出動し、イオン静内店で110番の適切な利用を呼び掛けた。「緊急通報は110番、相談電話は♯9110に!」と書かれたチラシや「交通事故防止」と書かれたポケットティッシュなど、準備した啓発資材50個を配付した。
一日警察署長の委嘱を受けた静内高校書道部の青木理子さん(2年)も参加し「110番の二刀流 事件事故の緊急電話は110番 緊急でない相談は♯9110番」と毛筆で書き上げた啓発作品を壁に掲示した。青木さんは、昨年の第57回全道高等学校書道展・研究大会で最高賞の道高文連盟賞を受賞し、7月31日から8月5日まで岐阜県で開催の全国総文祭に出場する推薦候補者に選出されている。
青木さんは「緊急電話は110番、緊急でない相談は♯9110番に連絡することの使い分けを来客に声掛けをしました。大変貴重な体験になりました」と感想を話していた。
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