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釧路新聞

SL冬の湿原号、20日運行開始、車内販売に新商品【釧路市】

男女の若い世代にも人気が高いSL冬の湿原号(昨年度の運行初日)

 JR北海道は、冬の道東観光をけん引する人気観光列車「SL冬の湿原号」を20日から、釧網線の釧路―標茶間で運行する。2年間かけてリニューアルされた客車が好評のほか、車内販売も新商品を加えるなど、国内外の旅行客らに楽しんでもらう。同線の網走―知床斜里間を結ぶ「流氷物語号」も27日に運転を開始する。

 冬の湿原号運転日は1月20、21、26~28日。2月2~12、16~18、23~25日。3月1~6、8~10、15~17、20日。ダイヤは釧路発が午前11時5分と標茶発午後2時の1日1往復。全席指定で、大人1人片道2970円(乗車券1290円、指定席券1680円)が必要。けん引車両が変更になっても金額は変わらない。

 部品破損で使用できなかったSL(蒸気機関車)「C11―171」は昨年度復活。5両編成の客車は1、5号車の「たんちょうカー」、2号車の「カフェカー」、3、4号車の「ストーブカー」とも昨年度までの2年間でリニューアルを終えた。たんちょうカーは川側にカウンター席、山側に高床構造のボックス席を配置し、どの席からも眺望が楽しめる。ストーブカーにはだるまストーブを設置しSLのレトロな雰囲気が味わえる。

 乗客には、上りと下りとでデザインが異なる乗車証明書がプレゼントされ、沿線地域の対象施設で提示すると各種サービスが受けられる特典付き。カフェカーでは毎年人気の行先表示票(サボ)や車票、エンブレムなどのオリジナルグッズをはじめ、「くしろ霧サイダー」「すりむ昆布(釧路町)」「星空の黒牛ビーフジャーキー(標茶町)」など道東地域の特産品が販売される。

 流氷物語号は27日~2月25日、3月1~3日に1日2往復する。特装車両「道東・森の恵み」と「道北・流氷の恵み」というファンにはうれしい2両編成。知床斜里行き(1、3号)は北浜駅で10分停車し、駅の展望台から雄大なオホーツク海や知床連山の風景を満喫できる。網走行き(2、4号)は浜小清水駅で20分停車し、駅に隣接する道の駅で買い物が楽しめる。今年度はTVゲーム「オホーツクに消ゆ」とのコラボ企画として、オリジナルヘッドマークなどを装着する予定だ。

 なお、沿線自治体などによるおもてなしやイベントなどが奏功し、SLは昨年度、前年度の2倍以上となる1万3553人(1日平均423人)が、流氷号も約1.8倍となる8775人(同313人)が利用している。

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