正月に備えてしめ縄飾りを作る参加者たち

【様似】ボランティア団体「サポートあいあい」（中村晶子代表、会員７人）主催の「しめ縄飾りづくり」が23日、町中央公民館で開かれ、親子５人が参加してこれから来る正月に備え、玄関などに飾るしめ縄飾りを楽しく作った。

　あいあいは２００７年発足。子どもの預かりや一人暮らしの高齢者らへ病院への付き添いサポートなどを行っている。

　イベントは、同団体が４月に申請していた「コープボランティア活動サポート」の助成金の一部を使用し、初めて企画。コープさっぽろが環境や福祉など地域でくらしに関わるさまざまな課題に対して自発的に取り組むボランティアの活動推進を支援。組合員が意欲的に地域とつながりネットワークを広げることで、よりよい社会づくりに貢献することを目的としている。

　この日はあいあいの鈴木美枝子さん（74）を講師に、中村会長ら３人が作業をサポート。鈴木さんは「もう少しで正月が来ます。正月は新しい年神様を迎えるために飾りをします」と由来を話し、「来年は幸せなことがいっぱい訪れますよう飾りを作りましょう」と呼び掛け、作業が始まった。

　あらかじめ途中まで作成したしめ縄に接着剤で椿、松、バラの実、南天、水引き、扇、まゆ玉などを次々飾りつけし、最後にまねきねこや折り鶴を張り付けて約１時間で完成させた。

　参加した桂川愛姫（あき）さん（様似小３年）は「ボンドをつけるのが難しかったけどうまくできた。これからどこに飾るか考えたい」と話した。