特別賞の前列右から結城さん、加渡さん、推薦の後列右から小野さん、黒田さん、猪村さん

【新ひだか】第67回全道学校書道展（道書道教育連盟、毎日新聞北海道支社主催）の審査結果が11月29日発表され、静内高校（池亀貞則校長、生徒５１１人）の書道部17人が入賞した。入賞作品４５８６点は、11月29～12月３日まで札幌市中央区の市民ギャラリーに展示された。

　道内の小中学校、高校から８０９３点の応募作品中、静内高校から特別賞２人、推薦３人、特選12人が入賞した。

　個人特別賞（21点）の文部科学大臣賞に結城音彩さん（３年）、北海道知事賞に加渡莉々亜さん（２年）、推薦（30人）に小野杏紗さん（１年）、黒田杏南さん（同）、猪村菜美さん（２年）が選ばれた。

　文部科学大臣賞の結城さんの作品は、「技術に裏打ちされた中に豊かさと個性を醸し、ありったけの自分を表現する姿勢が評価された。制約の多い日々をものともせず、努力を重ねてきた成果だと思う」と佐々木雅哉道書道教育連盟会長から賛辞の言葉を受けた。

　結城さんは「展覧会の作品制作を始めてから、文部科学大臣賞を取りたいと思いながら書いていたので、結果を聞いた時はとてもびっくり。表彰式で、本当に受賞したんだと思い、うれしい気持ちでいっぱいになった。今回受賞できたのは部員の支えや先生の指導があってのもの。感謝したい」、北海道知事賞の加渡さんは「受賞することができてとてもうれしい。指導してくれた先生には感謝しています。これからももっと良い作品が書けるように頑張っていきたい」とそれぞれ笑顔で話した。