年齢、世代を超えて盛り上がったじゃんけん大会

【日高】町社会福祉協議会と実行委主催の「とみかわ元気食堂」が16日、富川北の西光寺で行われ、富川、平賀、福満、富浜地区に居住する１００人が来場し、ゲームやカレーライスを食べながら交流した。ひまわりの会、四つ葉の会、オアシスｉｎ日高、富川高校ボランティア部などが協力した。

　地方も核家族化が進み「孤食」という言葉も定着した昨今、子どもの貧困や食品ロスなどさまざまな社会問題や防災、防犯、共助の観点からも改めて地域の絆を見直し、楽しく食べながら支え合うことを目的に一人暮らしの高齢者も子どもも誰でも歓迎の「地域食堂」を初めて企画。

　町内の企業から米、個人などから金一封、門別地区安全協会富川支部から景品などが寄贈された。

　この日は、18歳未満の子どもは無料、大人は３００円で輪投げや〇×クイズ、じゃんけんゲームなどで盛り上がり、カレーライスに舌鼓を打った。

　参加した富川小５年の大澤希実（のぞみ）さんは「コロナでこういう集まりが無かったので、みんなで話したりゲームで遊んだり楽しかった」、富川高校ボランティア部の大坪蓮さん（２年）は「地域の人達と関わることができて楽しい。今後も機会があったら協力したい」とそれぞれ話した。

　厨房で約１５０人分のカレーライス作りを担当した小倉睦子実行委員長は「コロナも第５類になり、地域の協力を得て年齢、世代を超えた交流ができたことをうれしく思う。コミュニケーションを取り合える場ができ、絆を深め、支え合えるようになっていけるのでは」と話した。