香港航空の季節運航が開始 函館市職員や空港関係者が歓迎【函館】
香港の大手航空会社・香港航空は18日、函館―香港での季節定期便の運航を開始した。同区間には2011年にチャーター便が就航していたが、定期運航便は初めて。函館空港国際線到着ロビーでは、市や北海道エアポート職員が歓迎横断幕を手に来函した乗客を歓迎した。
運航スケジュールは来年2月26日までの月、火、木、土曜の週4往復。2月は一部減便する。所要時間は5時間~5時間半。
午後5時ごろ、香港発262人を乗せたエアバスA333(292席)が到着すると、市などの関係者が到着ロビーで乗客を歓迎。横断幕には繁体字で「函館へようこそ」など歓迎の思いを込めた。市の柳谷瑞恵観光部長は「函館と香港の空の扉が開いた。道南の冬の観光資源を豊富に楽しみ、存分に遊んでほしい。経済活性化につながれば」と述べ、道南の観光関連事業者でつくる「箱館会」の渡部十月哉幹事長は「函館の玄関口で、いい第一印象を持ってもらえるよう歓迎した。観光オフシーズンの冬場にきてもらえるのは業界としてもありがたい」と期待を込めた。
香港からはツアーも組まれ、空港前には旅行会社のバス4台が待機し、湯の川温泉のホテルなどに宿泊した。香港市内から訪れた女性(35)は「北海道に初めて来た。明日は函館市内を観光して温泉も楽しみ、明後日は札幌に行く予定」と話した。
市は同路線に対し、地上支援業務(グランドハンドリング)などで支援する。このほか、来年2月には台湾の新興航空会社・スターラックス航空が函館―台北間の就航に向け調整している。
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