大谷短大・宇宙ビジネス講座 学生がアイデア発表【帯広】
宇宙関連ビジネスについて考える「とかち宇宙ビジネスアイデア会議in帯広大谷短期大学」(十勝総合振興局主催)の最終講座が同大学で開かれた。同大地域共生学科の1年生20人が「宇宙×美容」をキーワードに、快適な宇宙生活をサポートする十勝発の新たな製品やサービスについて発表した。
同会議は昨年、地域の新たな基幹産業として期待される宇宙関連産業への理解を深めることを目的に初めて開催した。今年は同大学の学生を対象に10~12月に3回実施。宇宙と美容をかけ合わせた商品や、十勝の地域資源を活用した商品の開発事例などを専門家や経営者などから学んだ。講師はスペースビューティーラボ代表の寺岡慎太郎さん、同社の殿木修司さん、宇宙タレントの黒田有彩さんの3人が務めた。
最終回の2日は、学生と講師で構成する3グループに分かれてディスカッションを行い、グループごとにビジネス案を発表した。モール温泉を使った保湿シートや保湿リップクリーム、宇宙で食べるポップコーン、ヒマワリを使った肥料などの商品案が出された。他にも、宇宙サウナや宇宙プールといったサービス提案もあった。
最後に、寺岡さんは「地域性を生かした宇宙ビジネスアイデアだったが、意外に観光にも生かせるものだったのでは。アイデアがとても良かった」、黒田さんは「アイデアを実現するにはどうしたらよいかを考えると、もっと育っていくと思う」などと講評した。
参加した山下舞悠羽(まゆう)さん(18)は「もともと宇宙にはあまり関わりは無かったが、今回の講座を受け、宇宙と美容の両方の取り組みを知ることができてうれしかった」と話していた。
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