市民に啓発物を渡しタイヤ脱落事故防止を呼びかける室蘭署員

　室蘭警察署は関係機関と合同で１４日、タイヤ脱落事故防止に向けた交通安全啓発を登別市栄町のスーパーセンタートライアル登別栄町店前で行った。タイヤ脱落防止の啓発は初めて。

　８日、登別市内で走行中の車両からタイヤが外れ、歩行者に当たる事故が発生したことを受け、タイヤ交換後のナットの締め付け確認を含めた走行前点検の重要性を訴えた。

　室蘭署のほか、室蘭交通安全活動推進協議会、胆振総合振興局、登別市交通安全協会が参加した。

　「異音が聞こえたら安全な場所に停車」「原因不明の場合は最寄りのガソリンスタンドなどで点検を」などと書かれたチラシ１００枚と啓発物のウエットティッシュを買い物客に配布した。

　同署の秋山優太交通第一課長は「定期的に確認しているという市民は多かったが、今後も脱落事故が多発しないよう、ナットが緩んでいないかの確認を徹底してほしい」と協力を呼びかけている。