今年の国際農機展 経済効果「48億円超」 市が試算【帯広】
帯広市内で7月6~10日に開かれた第35回国際農業機械展の経済効果が約48億7000万円だったと、市が試算した。費用対効果や事業の必要性を測る一つの目安として示した。
日本観光振興協会の「旅行者一人当たりの観光消費額」を基に試算。宿泊旅行費を宿泊客数で割り返したもので、1人当たりの単価は3万1413円(2022年速報値)。これに農機展の来場者15万5000人を乗じて経済効果を試算した。
過去の開催分を試算すると、第34回(18年)は71億6000万円(来場者20万1000人)、第33回(14年)は68億5000万円(20万人)になった。
全来場者が宿泊した前提での試算で、実際は十勝在住者は単価が低くなり、逆に海外からの来場者は高くなるため、あくまでも目安にすぎない。
経済効果を数値として示すことは、事業効果を測ったり、事業への関心度を高める効果などもあるため、今後、事業を進める上で必要な物差しとして、より詳細な試算ができるデータ確保などが求められている。
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