えりも産海産物の味づくりを指導する川﨑さん

【えりも】町内の自然や文化財の保存と発掘、それを次世代に引き継ぐ町文化財保存活用地域計画策定協議会・食文化部会（小笠原登子部会長）の第１回試食会が11日、町保健センターで開かれ、部会委員、町教委、えりも岬漁協女性部員ら13人が参加して、えりも産海産物を主食材に川﨑尚子委員が試作４品のレシピに基づいて調理指導し３品を試食した。

　この日は、「昆布のきんぴら」や「コンブチップス」、「昆布巻き」のレシピを指導。

　昼食を兼ねた試食会では、サケとツブ入り混ぜごはん、試作の３品に、ミズダコの刺身、味噌汁には襟裳岬岩礁最先端から舟で採取した岩のり、コンブ千切りなますなど、えりも産品尽くしを堪能した。

　「サケ飯寿司」づくりでは、サケを前日に切り身にして３時間ほど水に浸したあと、水切りして一晩置いたものに、ダイコン、ニンジン、生姜、塩、麹、ご飯、ザラメ、日本酒、みりん、酢を使用して、漬ける手順や重石の上げ方を指導して完成。飯寿司の試食会は来年１月22日に行う。

　えりも岬漁協女性部員の川﨑陽子さん（41）は「コンブ料理は、各家庭独自の方法で作っているが、今回はみんなで作りながら話し合ったことが参考になった」と話した。