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日高報知新聞

生命の大切さを知る 岩室さん講師に 富川高校で「いのちの授業」【日高】

ジョークを交えながら講話する岩室さん

【日高】町主催の「いのちの授業」が11月30日、富川高校(尾崎慎一校長)で開かれ、2年生21人が参加して命の大切さを考えた。

 いのちの授業は、生徒自身が命の大切さを知り、人間関係を構築するためのヒントを得ることで自己肯定感が高まり、一人一人の対処能力を高めるきっかけづくり、若者支援の一つ。望まない妊娠を防ぐ生、性の正しい知識の普及などを目的に保健師が出向き、保健講話や赤ちゃんふれあい体験事業などを毎年実施しているが、ここ数年、生徒の保健室登校数、人間関係を理由に不登校、ひきこもるなど人との関わりに課題を感じている生徒が多くなってきている。

 講師は神奈川県のヘルスプロモーション代表で泌尿器科医の岩室紳也さん。神奈川県内の医療機関で総合医・泌尿器科医として診療にあたる一方で、エイズ予防などの幅広い健康づくりの活動に従事し、若者たちが抱える現代の悩みに切り込み、全国各地で精力的に講演している。現在は獨協医科大非常勤講師。

 講話は「性感染症といのちの授業」のテーマで、性について強く関心を持つようになったのはエイズ患者を診察することになってからと切り出し、エイズやコロナについて具体的に生徒たちに語りかけた。また、望まない妊娠を防ぐ方法や、性の多様性について詳しく説明した。

 この中で、「生きる上で自立は依存先を増やす」、「人は話すことで癒される」、「人間は失敗をするが失敗を仲間に話すと良い」、「希望は絶望を分かち合う」、「愛の反対は無関心」、「自分で決めたことだから反省はするが後悔はしない」など心に響く言葉を紹介。

 2年生の代表は「貴重な話をしていただき、面白く学べることがたくさんあった。これからの生活に生かしていきたい」と礼を述べた。

 同様の授業は、午後から日高高校でも行われた。

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