北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

ヤマト貨物機お披露目 来春成田便で運航 2024年問題に対応 新千歳

ヤマトホールディングスと日本航空(JAL)が来年4月11日から全国で運航を始める、ヤマトグループの貨物専用機「フレイター」の初号機が8日、新千歳空港に初めて飛来した。訓練や機材整備などの慣熟飛行・ブルーピングフライトの一環で来道し、関係者向けのお披露目会も開催。新たな輸送手段でサービスの維持・向上、本道経済の活性化につなげる姿勢をアピールした。

ネコマークが入った貨物専用機が新千歳に初飛来

 ヤマトグループは、時間外労働の上限規制が適用される物流業の「2024年問題」に合わせ、長距離輸送の新たな手段としてフレイターを導入。自然災害の発生なども見据え、安定的な輸送力確保やサービスの維持・向上につなげる。小型機エアバスA321―200P2F型機3機のリース導入で、機体は旅客機から貨物専用機に改修した。

 客室の座席を撤去したり、窓をふさいだりしてメインの貨物室に衣替えし、従来の床下貨物室と合わせて上部、下部に計24コンテナを搭載できる。最大積載量は28トンで、10トントラック5~6台分に相当。企業向けの貨物や同社宅配サービス宅急便などで活用する。

 初号機は11月22日から成田、関西、北九州間で習熟飛行しており、残る2機はシンガポールで改修中。JALグループのスプリング・ジャパンが運航を担う。来年4月11日の商業運航開始時には3機体制で、国内4路線に1日9便を運航し、うち新千歳発着は成田線で同4便を予定している。2024年夏には国内1日13便に拡大し、新千歳―羽田線でも深夜運航を始める想定。24年中にも同21便に増やす方針だ。

 8日は各社代表らによる事業説明も行った。ヤマト運輸の鈴木達也執行役員は2024年問題を念頭に「トラックのみならず、飛行機、鉄道、船を組み合わせ、お客さまのニーズに応えられる最適な輸送サービスを展開する」と意欲。その上で「北海道は多くの生鮮品、特産品があり、半導体で企業誘致もされており、ビジネスのポテンシャルがある」と強調し、フレイター導入で「時間距離を短縮し、北海道のいろんなものを、スピード感を持って届ける」と述べた。

関連記事

函館新聞

桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..

 函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...

釧路新聞

地元ダンスチーム全道へ 来月29日札幌でコンテスト【釧路市】

 釧路市のダンススタジオ「STUDIO YIPPEE」(スタジオイッピー、入江怜菜代表)で練習に励むダンスチーム「SHINECREW」(シャインクルー)が、12月29日に札幌市内で開かれる道内最大...

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス