福祉灯油の受付始まる 11日からは移動窓口も開設
【網走】市は5日から福祉灯油の移動受け付けを開始した。11日からは各地域のコミセンなどで移動申請受付窓口を開設。市は対象者に利用を呼び掛けている。
市の福祉灯油は、物価高や原油価格高騰に伴う緊急対策として、低所得者へ暖房用燃料の購入費を助成するもので、暖房費に困窮している市民への福祉施策の一環として実施する。
助成は2014年度以来7年ぶりに実施した21年度から3年連続。助成額は21年度に従前の5千円から1万円へ引き上げている。
対象者は11月1日現在、網走市に住民登録している世帯で、23年度の市民税が非課税の①65歳以上の高齢者世帯②65歳以上の高齢者と18歳までの世帯③障がい者世帯④ひとり親世帯⑤生活保護受給世帯―に該当する世帯。
対象世帯には2500円分の暖房用燃料券を4枚、計1万円分を助成する。
オール電化住宅など、灯油を必要としない世帯には、現金で給付する。
市は11月末までに助成対象世帯の約3900世帯に「助成要件確認書兼燃料券引換書」を郵送。郵送物には、確認書と制度を説明するチラシなどが入っており、届いた市民は自身の世帯が対象となるかを確認する。
助成対象となる該当世帯は、確認書に必要事項を記入し、市に申請すると灯油券を受け取れる。
5―8日はエコーセンターで窓口を開設し、市民からの申請受付を始めた。
11日から19日の平日7日間は、交通弱者らの対応や市民サービスの向上を図るため、市内15カ所のコミュニティセンターなどに臨時受付窓口を開設する。
市役所本庁舎ロビーでの臨時受付は13日から22日。市役所社会福祉課では来年2月29日まで申請を受け付ける。
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