きね握りペッタンペッタン 網走幼稚園で恒例のもちつき
【網走】認定こども園網走幼稚園(大林晃園長)で5日、園児のもちつきが行われた。毎年恒例の行事で、園児が一生懸命にきねを振るい、つき上がったもちは警察や消防など、日ごろお世話になっている人たちの元に届けた。
この日は、大林園長のほか、園児の父親5人が〝助っ人〟で参加。教諭が「この人は、だれですか」と問いかけると、ちょっと照れながら「僕のパパ」と立ち上がり、お父さんの元へ駆け寄ると「頑張ってね」と励ましていた。
大林園長がもちつきに使われる米と、ふだん食べているご飯の米の違い、もちつきに使う道具などを説明した後、蒸したもち米がうすに入れられると、園児から「うわぁ」と声が上がった。
マイクを向けられた園児が、評論家よろしく「おいしそうですねぇ」とつぶやき、笑いが起きるなど、みなもちつきが待ち遠しそう。 お父さんたちがきねを手にぺったん、ぺったんともちをつき始めると、見ていた園児は「ガンバレ!ガンバレ!」と声をかけたり、もちつきの歌などでお父さんたちを応援した。
もちがある程度つき上がったところで、いよいよ園児の番。年長組から潤に3人ずつ、きねを振るった。
子ども用の小さいきねながら、さすがはお兄さん、お姉さんらしく、お父さんたちに負けないみごとなきねさばきを披露。周りの園児もきねの動きに合わせて「よいしょ、よいしょ」と掛け声を送っていた。
このあと年中児、年少児と順についていったが、やはり年長児に比べぎこちなさはあるものの、うすから出る音はもちつきそのもの。みな笑顔でもちつきを体験していた。
この日の昼食は雑煮で、園児たちは自分できねを振るったつきたてのもちに「おいしい」と舌鼓を打っていた。
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