生きることの大切さ 新ひだかで「いのちのおはなし」【新ひだか】
【新ひだか】北海道生涯学習協会と町教委主催の家庭教育学級たんぽぽの講演会「いのちのおはなし」が2日、町公民館で開かれ、約20人が参加し命の大切さ、生きることの大切さなどの理解を深めた。
札幌市在住の公認心理士・高杉ゆう子さんが「いのち」「こころ」「親子関係」をテーマに講演。高杉さんは、自己肯定感の向上や生命倫理観啓発を目的に、道内の学校や子育て現場で年間数十本の講師を務めている。
高杉さんは、①「胎話」=おなかの赤ちゃんと話をする②「体和」=体と話をして調和を図る③「態和」=今ある状態の調和を図る―こととし、自分のどんな側面も「自分の一部」であると認め受け入れることで、自己との愛着の絆を結び直す実践型心理法が「たいわ」と紹介。
「いのちってどんなもの?」「いのちという言葉」「生から始まるいのち 性って?」などのテーマで、次々と話を進め、このうち「たいわ流子育て」では、親子関係は、人生において最も難題なことで①子育ては自分の育ち直し②親に満たしてもらえなかった感情を怒りとして、子どもにぶつけることがある③認められて育っていないと自責することなどを解説した。
子育ての大切なポイントは、「ありのままのその子の存在を認めることや共感力が必要であり、自分を愛することにつながる」と話し、命に関する大切なことは①他者の「いのち」をいただく以上、自分のいのちに生かすこと!②「いのち」は使い切ること!が大事なことと強調した。
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