「私たちが考えるこれからの根室」をテーマに提案を行った

　【根室】市立北斗小学校（飯田雄士校長）の６年生による「ふるさと学習まとめ発表会」が４日行われた。ゲストとして石垣雅敏市長と波岸克泰教育長を招き「私たちが考えるこれからの根室」をテーマに、児童たちが提案を行った。

　同校では１年生からふるさと学習を行っており、６年生は自分たちの住む根室を活性化するためにどうすればいいかの課題に取り組んでいる。これまでの学びを生かして初めて実施した発表会では、市長、教育長にも聞いてもらいたいという児童らの願いからゲストに招き、児童５１人が６グループに分かれて発表を行った。

　発表では必要な施設として、道の駅や根室駅の近くに特産物や名物を食べられる施設、根室の自然を体感できるキャンプ場など。交通についてはバスの時間帯、料金、バス停の場所などが書いてある冊子を作ることなどを提案。観光客を増やして経済を活性化するなど「お店を出したいと思えるまちにすることで企業にとって魅力的なまちになり、みんなが根室に欲しいと思った店ができるかもしれない」と述べた。

　また、空き家や土地の活用法では「空き家をリフォームして店を作る」「根室でとれるものを集めた水族館など、観光客が楽しんだり遊んだりできる施設を作る」。進学の問題では、「進路を増やすため専門学校や大学を誘致する」「旧柏陵中の跡地に大学や専門学校を建てる」などの提案を行った。

　石垣市長は「皆さんの提案は大変参考になった。しっかり生かしてこれから進めていきたい」と感謝の言葉を述べた。竹内侑成君は「難しかったけど、みんなで力を合わせてこれができたらいいなと考えるのが楽しかった。少しでも実現してくれたらうれしい」と話していた。