シシャモ漁 過去最低 操業日数減、水揚げ量53㌧
釧路海域(白糠、釧路市、釧路市東部、昆布森)のシシャモ漁が2日に終漁し、水揚げ量は53㌧(前年比55%減)で4年連続100㌧を下回り、過去最低を更新した。これまで最も少なかったのは2021年の68㌧。
釧路ししゃもこぎ網運営協議会によると、金額は1億4612万円(同63%減)。今年の漁は、白糠が10月24日、それ以外の3単協が30日に解禁したが、11月は強風でしけの日が多かったため、操業できたのは白糠が9日、3単協が8日と例年より少なかった。
平均単価は1㌔当たり2755円で、前年より1274円安かったが、単価は近年高騰している。19年に1573円だった平均単価は、20年に2822円、21年に4594円、22年に4029円となった。
釧路和商市場でシシャモを販売するカネカ柿田商店の柿田英樹社長は、「道内の水揚げ量が減ったため釧路や白糠の魚が他地域に買われて仕入れ値が上がった。小売価格も2倍以上になり、地元のお客さんに買ってもらえなくなっている」と話している。
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