中標津農高生、農ク大会全国入賞【中標津】
【中標津】「農高生の甲子園」と呼ばれ、農業系高校の生徒が学習の成果を発表する「第74回日本学校農業クラブ全国大会熊本大会」(10月25、26日、日本学校農業クラブ連盟など主催)の農業鑑定競技会で、中標津農業高校(篠原圭校長、生徒数113人)の2人が入賞。蜷川沙也夏さん(食品ビジネス科3年)と熊坂和花さん(生産技術科2年)がそれぞれ優秀賞を獲得した。同校の生徒が全国大会で入賞するのは2年連続。
同競技会には全国の農業系高校から約1000人が出場。「農業」「園芸」など8分野のコースに分かれ、出題された40問の正答率を競い、蜷川さんは「食品」コース(181人出場)、熊坂さんは「畜産」コース(100人出場)に挑んだ。
全国出場と優秀賞受賞を2年連続で果たした蜷川さんは予選となった全道技術競技大会終了後の8月に同クラブ北海道連盟主催の全道実績発表大会にも出場。大学進学に向けての進路活動などとともに準備を進めた。「入賞を知った時はうれしかったし安心した。勉強する時間をなかなか確保できなかったが、3年間農業について頑張って学んだ結果が出せた」と笑顔を見せた。
一方、2年連続の全国出場で初入賞の熊坂さんは「先生から入賞したと知らされたが信じられず、入賞者一覧を見せてもらい実感した。全道大会に臨む前から、特に放課後の勉強に打ち込み、自宅ではしっかりと休息するといっためりはりをつけるように心掛けた」と語る。来年度については「健康に留意して、まずは全道大会での最優秀賞を目指し、全国大会出場への弾みをつけたい」と意気込む。
指導した河野一良教諭は「入賞した2人を含む、本校から出場した4人の生徒は放課後も遅くまで残り、しっかりと勉強していることが見受けられた。学校の代表として本当に頑張ってくれた」と生徒たちをたたえた。
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