早来学園の取り組み公開 はやきたスタディFES 安平
安平町早来地区にある小中一貫の義務教育学校「早来学園」(山田誠一校長)は1日、公開研究会と地域公開日を兼ねた「2023はやきたスタディFES」を初めて開いた。道内外の教育関係者や地域住民ら約370人が参加し、同校が展開する教育の取り組みを公開授業などを通して理解し、今後の参考にしていた。
同校は今春開校し、1~6年生の教室は従来よりもスペースを確保したほか、黒板に代わって前と後ろにスライド投影ができるホワイトボードを設置し、「正面がない教室」をうたっている。中学年代に当たる7~9年生はホームルームを特定せず、教科ごとに教室を移動する仕組みで、発達段階に合わせて教室を有効に活用できる。
スタディFESは学習環境や教育内容を知ってもらう目的で企画し、研究主題を「学びの環境を生かした対話的な学びの実現」とし、公開授業、分科会、全体会を実施した。
公開授業で前期課程(小学年代)は、前側のホワイトボードに投影した映像を手元のタブレットでも見ることができるようにし、児童がグループになって自分の考えを伝えたり友達の考えと比較したりしながら、協働して課題を解決していく姿を披露した。8年生(中学2年相当)の社会科は複数のホワイトボードをフル活用したグループワークを繰り広げた。各グループは出た意見を次々にホワイトボードに書き込み、共通認識をしながら考えを深めていた。参加者は「ICT(情報通信技術)やホワイトボードを最大限に活用した学習環境だ」と目を見張っていた。
全体会では、町教育委員会の種田直章教育長が、追分地区でも将来的に義務教育学校の構想があることに触れ、「早来学園が先進事例になれば」と期待。町教委の関係者が、胆振東部地震の復興のシンボルとなる早来学園が開校するまでの背景や同校で力を入れている「ふるさと学習」について説明した。
昼食時は豚丼やホットドッグなどのキッチンカーが駆け付け、参加者に出来たての料理を提供した。
関連記事
函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..
函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...
桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..
函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...
地元ダンスチーム全道へ 来月29日札幌でコンテスト【釧路市】
釧路市のダンススタジオ「STUDIO YIPPEE」(スタジオイッピー、入江怜菜代表)で練習に励むダンスチーム「SHINECREW」(シャインクルー)が、12月29日に札幌市内で開かれる道内最大...
生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も 安平
安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...
クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ
苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】