海産物応援レシピ募集に続き…カレンダー共同制作 商議所、漁協タイアップ【室蘭】
室蘭商工会議所と室蘭漁業協同組合の連携が盛んだ。11月上旬から始まった地場海産物を用いたレシピの募集に続き、新たに室蘭の海産物をデザインに取り入れたカレンダーを共同製作しており、地場水産物の利用促進へさまざまな企画を展開している。
多核種除去設備(ALPS)処理水の海洋放出により、中国が日本産水産物の全面禁輸措置を取ったことで、地元水産業の利用促進に向けてタッグを組んだ。
室蘭商議所は新年向けのカレンダーを例年2パターン作っており、2024年バージョンはこのうち一つを室蘭漁協とのタイアップにした。カレンダーは「魚のまち室蘭」と記して、室蘭で取れる毛ガニやウニ、サケ、ホタテ、スケソウダラの写真を全面的に押し出した仕様だ。
もう一つは撮りフェスin室蘭2023の上位作品を使って作った。B2判でそれぞれ2100部ずつ作り、市役所本庁舎やむろらん広域センタービル、白鳥台ショッピングセンターハックなどで配布している。
海産物応援レシピは、11月上旬から募集が始まった。地元で水揚げされた海産物を使った料理のレシピを募り、審査の上、上位に選ばれたレシピを市内飲食店でメニューとして提供。地産地消を後押しする狙いだ。
プロ、アマ問わず、家庭で作って食べてみたくなるようなアイデアを募集している。最優秀賞(1人)にはクオカード1万円分や1万円相当のむろらん推奨品を贈る。優秀賞(2人)や室蘭商工会議所会頭特別賞(7人)なども用意している。
すでに応募が寄せられており、最優秀賞などに選ばれたレシピは、来年2月以降に地元飲食店でメニューとして採用される予定。室蘭商議所は「地場海産物を知り、食べて漁業者を応援していきたい」としている。
問い合わせは室蘭商議所、電話0143・22局3196番へ。
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