室蘭・登別共同給食センター、八丁平市有地に建設 配送時間考慮【室蘭】
1万平方メートル、8千食提供
室蘭と登別の両市が共同設置を目指す学校給食センターの建設予定地が1日、室蘭市八丁平3・43の市有地に決まったことが関係者への取材で分かった。2029年度の供用開始を予定している。
敷地面積は約1万平方メートル。市では八丁平地区の町内会役員をはじめ、周辺住宅にも説明した。8日開催予定の室蘭市議会総務と登別市議会総務・教育の両委員会で、費用負担割合や運営方式、今後のスケジュールを報告する。第4回市議会定例会終了後に共同記者会見と調印式を行う予定だ。
学校給食センターの共同建設を巡っては、両市のセンターの老朽化が進み、18年度から協議を開始した。22年度から本格的な話し合いに入り、単独と共同による設置費比較や運営コスト面でのメリットを協議・検討してきた。
選定に当たっては、「調理後2時間以内に食べることができる」を条件にしている。八丁平地区は両市の境界線からそれぞれ最長の学校のほぼ中間地点に位置し、条件を満たしている。また、幹線道路に接し交通の利便性が高く、高台の平地で津波や土砂崩れの災害エリアにもない利点を挙げている。
給食の提供数は、室蘭市が約5千食、登別市約3千食を想定している。
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