ＪＲ函館駅にお目見えしたツリー前でひろさきナイトをＰＲする村井さん

　青森県弘前市は２３日午後３時から、同市の観光ＰＲイベント「ひろさきナイト」を金森赤レンガ倉庫で開く。イベントに向け、１日にはＪＲ函館駅に弘前の伝統装飾などをあしらった高さ３・４メートルのクリスマスツリーもお目見えし、利用客の目を引いている。

　ひろさきナイトは例年、金森赤レンガ倉庫で開かれる「はこだてクリスマスファンタジー」に合わせた一夜限りのイベントとして開催。新型コロナウイルス禍を経て、４年ぶりに開かれる。

　当日は赤レンガ倉庫のイベント広場で直径約２メートルの巨大アップルパイを午後３時と同５時の２回無料配布。金森ホールでは同３時から特産品を販売するほか、弘前の夏を彩る「弘前ねぷたまつり」の囃子と津軽三味線の生演奏を披露。５時半からのオープニングセレモニーでは弘前市のご当地アイドル「りんご娘」が開会宣言し、７時１０分からはライブも予定する。

　函館駅に登場したクリスマスツリーは弘前など津軽地域伝統のこぎん刺しのオーナメントやねぷたまつりで使われる金魚ねぷたなどを装飾し、２５日まで展示。ひろさきナイト当日の２３日午後１時からは駅構内でねぷた囃子や津軽三味線の生演奏がある。

　１１月３０日には第３８代弘前城ミス桜グランプリの村井結愛さん（２０）＝弘前大学３年＝らが函館新聞社を訪れＰＲ活動。１日は函館駅で弘前の魅力を発信した。村井さんは「弘前は函館からも近く、これからは冬のイベントも盛りだくさん。ひろさきナイトに来て弘前を観光するきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。