北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

領土返還早期解決を 元島民ら都内でアピール行動【根室】

北方墓参の早期再開などを訴える北隣協主催の「北方領土返還要求中央アピール行動」(根室市提供)

 【根室】北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会(会長・石垣雅敏根室市長、略称・北隣協)主催の「北方領土返還要求中央アピール行動」が1日、東京の地から全国に発信された。高齢となった元島民ら総勢500人は、領土交渉や北方墓参の「再開」を強く訴えた。

 日比谷野外大音楽堂での出発式には、工藤彰三内閣府副大臣、辻清人外務副大臣はじめ、伊東良孝、鈴木貴子両衆院議員、鈴木宗男参院議員、衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会のメンバー、松浦宗信道議、根室市の姉妹都市富山県黒部市の武隈義一市長ら来賓21人が出席した。

 主催者の石垣市長は「先達の意志を継ぎ、この厳しい時こそ北方領土問題の早期解決に向けた機運をさらに高め、全国民が一丸となった北方領土返還への強い意志を全国に発信しながら行進していこう」と訴え。元島民代表の鈴木咲子さん(84)=択捉島出身、根室市在住=が「返還要求運動の火を消すことなくまい進し、北方領土問題の早期解決に向け力強く行進する」と決意表明した。

 根室管内からの元島民や首長、議員ら70人と、47都道府県民会議の会員ら総勢500人が、日比谷公園から鍛冶橋交差点まで約1・6㌔の行程を40分かけて行進。「北方領土を返せ!」「北方領土交渉を再開しよう!」「北方墓参を早期に再開しよう!」と拳を突き上げた。

 この行進は「北方領土返還運動の父」といわれる安藤石典根室町長が終戦の年の暮れ、1945年12月1日に連合国マッカーサー元帥に北方領土返還の陳情書を出した``北方領土返還運動事始め、、に由来し、2007年度から実施しており、今回が16回目となる。

関連記事

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス