北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

冬ホッキ漁好発進 前年比3倍超6・8トン水揚げ 苫小牧漁協

苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)は1日、ホッキ貝の冬漁を苫小牧沿岸で始めた。初日は好天にも恵まれ、漁船17隻で約6・8トンを水揚げ。前年初日(漁船4隻操業、水揚げ量約2トン)と比べて3倍以上の漁獲で、1キロ当たりの卸売価格は449~1000円で取り引き。資源管理の徹底で水揚げ日本一を継続する前浜のブランド貝が、今冬も好スタートを切った。

続々と水揚げされるホッキ=1日午前6時15分ごろ

 この日は午前6時ごろから、苫小牧港・西港漁港区にホッキを積んだ漁船が次々と帰港。冬ホッキ部会部会長で第十八新洋丸の山下博史船長(38)は苫小牧沖西部で操業し「これから寒くなるので全員けがなく漁を進め、苫小牧産ホッキをもっとアピールしたい」と意気込んだ。冬漁は来年4月まで、18隻46人体制で操業する。

 同漁協は夏(7~11月)、冬(12月~翌年4月)にそれぞれ漁期を設定し、5、6月の産卵期は禁漁している。漁獲対象は、道規制の殻長7・5センチ以上よりもさらに厳しい9センチ以上に限定。徹底した資源管理でホッキの成長を促し、安定した操業につなげている。2021年に水産エコラベルの国際認証「マリン・エコ・ラベル」バージョン2を取得するなど、ブランド力向上や他地域産との差別化も図っている。

 今年の夏漁は7月11日~11月27日に操業。道の規制値を上回るまひ性貝毒が検出された影響で開始は10日遅れとなったが、漁獲ノルマ335トンに達した。漁獲高は前年同期比4%増の約1億9500万円。1キロ当たりの平均卸売単価は同74円高の583円と高値で、同漁協は「買い受け人をはじめ、苫小牧産ホッキを積極的に購入していただいたおかげ」と感謝。冬漁に向け「苫小牧産ホッキをたくさん食べてもらいたい」と消費者に呼び掛けている。

関連記事

函館新聞

函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..

 函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...

函館新聞

桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..

 函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...

釧路新聞

地元ダンスチーム全道へ 来月29日札幌でコンテスト【釧路市】

 釧路市のダンススタジオ「STUDIO YIPPEE」(スタジオイッピー、入江怜菜代表)で練習に励むダンスチーム「SHINECREW」(シャインクルー)が、12月29日に札幌市内で開かれる道内最大...

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス