札幌地方大会奨励賞を受賞した川越さん（右から２人目）と深澤君（中）。日高地区大会奨励賞の土谷さん（左から２人目）ら関係者

　第42回全国中学生人権作文コンテスト札幌地方大会の奨励賞を受賞した浦河町立荻伏中３年の川越未遥さんと深澤琥（こう）君へ11月29日、同校で札幌法務局の吉川尚美日高支局長から表彰状が伝達された。

　同コンテストには５校１８０作品の応募があり、このほど受賞者が決定した。

　このうち荻伏中（中西一繁校長）で行われた伝達式には札幌法務局の吉川日高支局長と浦河町人権擁護委員３人が訪れ、札幌地方大会奨励賞の川越さんと深澤君、日高地区大会奨励賞の土谷奏奈（そな）さん（２年）へ表彰状と記念品が送られた。吉川日高支局長は「３人の作文は人の心を動かすような自分なりの表現で、心打たれる作品だった。思いやりの心を忘れず、学校生活を送ってほしい」と激励した。

　札幌地方大会奨励賞の川越さんの作文は「人生と人との出会い」を題材に、たくさんの人とコミュニケーションをとり、いろいろな人たちと出会うことの大切さを訴え、深澤君は「感謝」を題材に、「感謝を伝えられる人間になってほしいこと」「感謝される人間になってほしいこと」の２つを伝えている。

　日高地区大会同の土谷さんは「言葉」を題材に、言葉は場面や状況で使い分け、よく考えて発言することの大切さを書いた。

　受賞を受けて川越さんは「元々文章や作文を書くことが好き。こういう形で賞をもらえてうれしい」、深澤君は「自分の思うがままに書いたものが評価されてうれしい」とそれぞれ話した。