トラクターなどの寄贈目録を受け取る松本農業クラブ会長（中央）と赤穂校長（右）

【新ひだか】静内農業高校（赤穂悦生校長、生徒１６０人）は全国共済農業協同組合連合会北海道本部（札幌支所）からのトラクターなどの寄贈を受け13日、同校の校舎前広場で受納式を行った。

　ヰセキの「ＧＥＡＳ ＮＴ５」（２４３４㏄）のトラクターと、付属の心土破砕機、乗用草刈機「ＣＡＮＹＣＯＭ　Ｈｅｙ　Ｍａｓａｏ」（６８８㏄）の約８００万円相当の寄贈。

　受納式で札幌支所苫小牧駐在の森政樹次長は「ＪＡ共済は、地域の支援として地方の救急医療体制に向けた救急自動車の寄贈や中高校生の自転車の交通安全教室などを開催している。今回は、地域貢献活動の農業振興の一環として、北海道農業を担う農業高校のさらなる向上を願い、農業トラクターと草刈機などを寄贈することを決めた。主旨をくみ取り、北海道農業の明るい未来に向けて役立ててほしい」と経過報告。

　ＪＡしずないの藤村英治組合長は「ＪＡ共済の地域貢献活動として寄贈があり、農業高校で学んでいる皆さんは、これからの北海道農業を支える人材になるよう頑張ってほしい」と目録を手渡した。

　赤穂校長は「生徒の農業学習のため長く、有効に使わせていただきます。農業教育の充実と発展に、より一層努めていきたい」と謝辞を述べた。

　松本結愛農業クラブ会長（食品科学科３年）は「最新のトラクターを寄贈いただき感謝いたします。寄贈いただいたトラクターや草刈機で、私たちの学習が充実するものと、とても楽しみにしています。大事に使わせていただき、日頃の農業学習に励みたい」と感謝した。