北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

北大研究林の資料館・記念館、冬期も開館 苫小牧

苫小牧市高丘の北海道大学苫小牧研究林は今年度から、冬期は閉鎖していた敷地内の森林資料館・記念館を11月以降も開館する。同月は毎週土曜日開館で、11日に資料館を訪れた市内在住の公務員男性(45)は「一日ですべての展示が見られないほど充実しており、入館無料はぜいたく」と喜んでいた。12月以降も時間帯や回数を調整しながら開館を予定している。

土曜日開館が好評な森林資料館

 両館はこれまで4~10月の平日一日のみの開館だったが、3月に初めてクラウドファンディング(CF)を実施。寄せられた善意で6月24日から、毎週土曜日の開館が実現した。このため2022年度は4~10月の計7日間だった開館日数が、23年度は10月末時点で22日間と大幅に増加。来館者数は、資料館が前年同期比597人増の831人、記念館が同427人増の706人に上った。

 同研究林によると、森林資料館は歴史的価値の高い生物標本や林産加工標本など約4400点を所蔵し、一部触れられる資料もある。森林記念館は1935年に建設された木造建築物で2000年に国の登録有形文化財に指定された。建物自体に味わいがあり、森林開拓や林業で用いた道具などが見学できる。いずれも入館無料。

 CFでは1カ月間で280万円以上の寄付が集まり、土曜開館の他、敷地内の案内板リニューアルなども進めた。同研究林の高橋廣行林長補佐は「(土曜開館で)やっと来られたという人もおり、改めて広報活動の必要性を感じている」と話し、12月以降は月1回以上の開館を検討する。一方、両施設とも暖房設備が不十分で「凍結防止のため水を落とすので、トイレが利用できないことにご理解いただきたい」としている。駐車場にはトイレがある。

 問い合わせは同研究林 電話0144(33)2171。

関連記事

函館新聞

函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..

 函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...

函館新聞

桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..

 函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...

釧路新聞

地元ダンスチーム全道へ 来月29日札幌でコンテスト【釧路市】

 釧路市のダンススタジオ「STUDIO YIPPEE」(スタジオイッピー、入江怜菜代表)で練習に励むダンスチーム「SHINECREW」(シャインクルー)が、12月29日に札幌市内で開かれる道内最大...

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス