北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

滞留者解消 新千歳で訓練 大雪に備えバス輸送手順確認 HAP

新千歳空港を管理運営する北海道エアポート(HAP)は14日、大雪などで発生する滞留者の解消につなげようと、シミュレーション訓練を行った。HAPや北海道運輸局、バス事業者など10機関・団体から39人が参加し、緊急時に運行するバス輸送の手順などを確認。15日も訓練を行った上、今月中にも検証し、今冬に備える考えだ。

緊急時の乗客誘導や運賃の受け渡しなどを訓練

 2022年1~2月の大雪対応を踏まえ、HAPと道運輸局による連絡会議で同10月、雪害時の新たな対応策をまとめたが、その後はこの対策を必要とするほどの緊急事態はなかった。訓練は昨年に引き続き実施し、10月27日に情報伝達を繰り広げ、14、15日にシミュレーション訓練に臨んだ。

 14日は新千歳空港で座学と訓練を展開。滞留者が発生して貸し切りバスを運行する想定で、参加者は乗客役を誘導したり、バスの乗車場所を指示したりと対応。無線で「50人乗車可能です」「お客さまをご案内して」と指示を出し、乗客役は模擬で運賃を受け渡すなど、本番さながらの動きで冬の対策を確認した。

 座学では本番を見据えて意見交換。バスは増便時、国内線2カ所、国際線1カ所を周るが、緊急時は「国内線1カ所で乗せるだけ乗せて運び、国際線は1時間に1本ぐらい。コミュニケーションを取りながら配車していく」(HAP)などと説明。バス事業者からは「おおむね通常の連絡体制で対応できるのでは」(北都交通)などの声が上がった。

 HAPの河口亮総合企画本部交通対策部長は「今年1、2月は緊急乗り合いの発動はなかったが、(昨冬新たに打ち出した)改善策を運用できるか訓練し、冬のシーズンを乗り切りたい」と強調。訓練結果は今月中に検証する予定で「トライアンドエラーで柔軟に対応していく」と述べた。

 昨年10月に決めた雪害時の対応策は、JR千歳線の終日運休などを条件に、空港連絡バスを同空港―札幌・大谷地間に集約して「緊急ピストン輸送」を展開し、HAPも貸し切りバスを有料化(一律1000円)した上で時間的制約を無くして運行するなど、滞留者の解消に力を入れた内容となっている。

関連記事

釧路新聞

地元ダンスチーム全道へ 来月29日札幌でコンテスト【釧路市】

 釧路市のダンススタジオ「STUDIO YIPPEE」(スタジオイッピー、入江怜菜代表)で練習に励むダンスチーム「SHINECREW」(シャインクルー)が、12月29日に札幌市内で開かれる道内最大...

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス