交通事故防止を啓発 冬の交通安全運動 レッド・パトライト作戦【浦河】
13日から始まった冬の交通安全運動(~22日)の一環で浦河町交通安全協会(松本正美会長)浦河警察署(星川茂生署長)は13日、同署駐車場で「レッド・パトライト作戦」の出動式を行い、7台の車両が赤色回転灯駐留(レッド駐留)でドライバーに交通事故防止を啓発した。
これからの季節は、朝方や夕方の気温低下に伴う路面の凍結、降雪や積雪による路面状況の悪化、吹雪による視界不良などドライバーにとっては運転環境が一層厳しくなる。また、夕暮れから日没までの時間が急激に早まるため、例年夕暮れや夜間には重大事故につながる恐れのある交通事故が発生。特に、歩行中・自転車乗車中の事故や、子ども・高齢者などの交通弱者が犠牲になる事故が発生している。
浦河署駐車場で行われた出動式には浦河町交通安全協会の会員と浦河署員の計15人が参加。星川署長はあいさつで、道内と同署管内の交通情勢に触れたうえで「レッド・パトライト作戦は、交通事故に直結する速度超過などを抑止する効果は絶大であると考えている。交通事故に遭わない、起こさないという強い決意でともに臨んでいきましょう」と呼び掛けた。
松本会長の出動宣言のあと警察車両2台と協会員の車両7台が同署を出発。警察車両は町内のパトロールへ、協会員車両は赤いライトを回転させながら約1時間、駐車場で通行車両に対し注意を促した。松本会長は「薄暮時間の運転には十分に気をつけてほしい」と無事故を願った。
また、同協会では15日に西幌別の日高幌別駅前駐車場付近、17日には荻伏駐在所横で同様の取り組みを行う。
浦河署管内(浦河、様似、えりも)の交通事故発生状況は12日現在で、発生21件(前年対比8件増)、死者1人(同1件増)、傷者27人(同11人増)となっている。
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