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釧路新聞

台湾生徒と笑顔の交流 北陽高生見学旅行【釧路市】

景文高級中学の授業体験などで交流した生徒たち(釧路北陽高校提供)

 見学旅行で初めて台湾を訪れている釧路北陽高校(村木宗徳校長)の2年生181人は14日、台北市の私立景文高級中学校(江岳勲校長)を訪問し、現地の生徒らと交流した。新型コロナウイルスの影響でここ数年中止となっていたがようやく実現し、両校の生徒は対面を喜んだ。

  旅行は12日から16日までの4泊5日。台湾は、台北市立動物園へのタンチョウ貸与や国立台湾博物館でのマリモの特別展示など、釧路市と親交の深い地域。台湾への見学旅行は2020年から、新型コロナの感染拡大の影響で中止となっていた。

 新型コロナが感染症法上の5類相当となったことなどから、今年から旅行の実施が決定。以降、生徒たちは相手校と二度のオンライン交流を行うなど、訪問に向けた準備を進めてきた。

 この日午前9時ごろ同校に到着し、拍手で迎えられた北陽高の一行は、歓迎セレモニーで岡村采音さんが「景文に来られてよかった」と英語であいさつし、kiroroの『ベストフレンド』を台湾語と日本語を織り交ぜて歌った。友好の証しとして村木校長が額縁に飾られたタンチョウの写真を贈ると、お返しに江校長からは台湾語で「長く友好を保ちましょう」と書かれた盾が贈られた。

 その後の交流活動では、景文高級中の授業やスポーツで交流。白玉団子など日本の料理を作ったり、TikTokに投稿する動画を作ったりして楽しんだ。

 村木校長と共に写真を寄贈した土岐侑誠さんは「ようやく顔を合わせることができてうれしい。言葉だけでは至らないところもあったけど、心と心でつながれたような気がした」と話していた。

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