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釧路新聞

釧工業高土木科3年生、コンクリート甲子園出場へ【釧路市】

 釧路工業高校土木科の3年生が、12月9日に香川県で行われる第16回コンクリート甲子園の本選に出場する。同校の本選参加は3度目で、生徒たちは「優勝目指して頑張ります」と意気盛ん。北海道生コンクリート工業組合と釧路生コンクリート協同組合(理事長・濱屋宏隆東部開発社長)の支援を受け、代表の生徒4人が現地入りする。

 高校生、高等専門学校生(3年まで)が出場するこの大会は、コンクリートの特性や配合設計の基礎知識を身に付けるとともに、実際のコンクリート材料に触れ、土木技術者として必要な感覚を身に付けることが大きな狙い。本選競技は、コンクリートの強度部門、デザイン部門とプレゼンテーションの3部門で、2019年の初出場では配合の意欲的な取り組みが評価されて特別賞を受賞。21年は予選を1位通過したが、強度の審査で上位に入れなかったことから、今回の大会に挑む生徒たちの気迫は十分だ。

 代表となった小川晃征さんは「とにかく楽しむ」を目標に挙げ、小松優希さんは「やれることをやるだけ」とやる気満々。大澤璃空さんは「負ける勇気を持って勝ちに行きます」、平川一輝さんは「全員が一丸となって戦ってきます」と10校で争う本選に向けて意欲を見せる。

 同校の作戦は、コンクリートの配合で、釧路らしく石炭の粉末を入れて組む。さらにデザイン部門では幣舞橋の夕日の情景を描き、釧路ならではの魅力を発信する予定。生徒を支援する濱屋理事長は「プレゼンテーションは原稿を手に棒読みすることなく、表現豊かに頑張ってきてほしい」と期待を込めている。

写真/コンクリート甲子園に出場する釧路工業土木科の生徒代表(前列左から)小川さん、小松さん、大澤さんと平川さん

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