北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

新嵐山再生へ熱気届け 展望台会場にサウナ試行【芽室】

 運営会社の破綻で閉鎖され、芽室町が2025年4月の再開を目指す町内の観光施設、めむろ新嵐山スカイパーク。再開の動きを後押ししようと、12日に新嵐山展望台を会場にしたサウナイベントが行われた。

展望台からの景観を満喫しながら「ととのう」時間を過ごす参加者たち

 同施設は10月から展望台を除く敷地一体が閉鎖されている。今回のイベントは町内外の有志約20人が集まり結成した「天空スカイサウナ実行委員会」(木村真之委員長)が企画した。

 町内在住の木村委員長(51)は、帯広市内で営むひまわり温泉がサウナ専門誌から賞を受けた経験がある。新嵐山展望台からの景観を生かしたサウナイベントは以前から構想があったとし、「今こそ構想を形にする時」と仲間と約1カ月で準備を進め、実現した。

 同施設の閉鎖が取りざたされた中で、木村委員長は「(周囲には)嵐山のために何かしたいという若者はたくさんいた」と話す。

 この日は実証実験の位置付けで全3回に分けて行い、関係者など約40人が参加した。展望台の一角には、モバイルサウナ、バレルサウナ、テントサウナが横一列に並び、水風呂も用意された。参加者はじっくりとサウナで汗をかいた後、展望台から眺める十勝平野の大パノラマを前に水風呂に飛び込み、身体をリフレッシュしていた。

 参加した池田町の介護職松本拓也さん(29)は「目の前にさえぎる物が何もない大自然でととのえる時間は最高」と、椅子に腰掛け絶景を眺めながら外気浴で「ととのう」時間を満喫していた。

 木村委員長は「これほどの絶景は他になく、十勝の観光につながる大きなポテンシャルがある。きょうの参加者の意見を聞きながら、定期的なイベントにしていきたい」と意欲を燃やす。実行委員で町の地域ブランディングに関わる中村真也さん(帯広)も「新嵐山が再生する大きなパワーになる。今回のこともチャンスに変えていければ」と話していた。

関連記事

室蘭民報

ドンドン力強い音色 北海道和太鼓サミット【室蘭】

 北海道和太鼓サミットが14日、室ガス文化センター(室蘭市幸町)で行われ、団体演奏や大太鼓一本打ちの全国大会などで盛り上げた。  日本太鼓財団北海道道南支部主催。北海道文化財団共催。室蘭民報社...

室蘭民報

アイヌ民族への日ロの対応「史料によって正反対」 郷土史のつどい、作家・小..

 登別市文化協会、市文化・スポーツ振興財団主催の第60回市民文化祭のぼりべつ2024「郷土史のつどい」が15日、富士町の市民会館で開かれた。ノンフィクション作家小坂洋右さんが、先住民族に対する日...

函館新聞

道南初、サイゼリヤなど出店 12月開業のグランディールイチイ【函館】

 一位物産(村上幸義社長)が12月20日の開業に向け整備を進めている複合商業施設「グランディールイチイ」(函館市美原、旧イトーヨーカドー函館店)のテナントが17日、公表された。道南初となるレスト...

函館新聞

札幌延伸用のレール陸揚げ 北海道新幹線 港町ふ頭に1000本【函館】

 建設中の北海道新幹線新函館北斗―札幌間(約212キロ)で使用するレールが17日、函館港に到着し、陸揚げされた。作業は来年度にかけてあと3回実施する予定で、今回のものを含め計約3100本のレールを...

日高報知新聞

秋風の中たすきをつなぐ 様似RC杯ショート駅伝大会【様似】

【様似】様似ロータリークラブ杯第24回ショート駅団大会が14日、町スポーツセンターを発着地に開かれた。様似陸上協会、様似ロータリークラブ、町教委が主催。  1区間1㌔計4㌔のコースで争う小学男子...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス