日本舞踊をあでやかに踊る小町会

【えりも】芸術の秋を迎えて本年度の「第53回町文化祭・芸能発表会」が10月29日、町福祉センターで開かれ、町内８団体から１１０人が出演し、延べ約３００人の観客に日頃の練習成果を披露した。町文化協会（嵯峨直樹会長）の主催。

　ステージは「歌露和太鼓・西風」の勇壮なばちさばきで開幕。宝くじ財団の支援を得て新調した３基の和太鼓の豪快な音が会場に反響した。カラオケ歌仲間は、「おんな船頭唄」など５人が自慢の喉を披露。町民吹奏楽団とえりも中吹奏楽部のジョイントコンサートは、「オトナブルー」、「津軽海峡・冬景色」など３曲を奏で、軽快な旋律で会場を包んだ。

　小町会は、小学生～成人女性の17人が「マリンちゃんの唄」などを舞い、「令和音頭」では全員があでやかな和服衣装を身にまとい軽快に踊って会場を盛り上げた。こいずみピアノ教室は、小・中・成人の３人が１曲ずつ名曲の魅力を発表。

　木の実会は、「串本おんな節」、「一心」をあでやかな扇さばきで舞い、日舞の優雅さを披露した。しお風コーラスの９人は、「童謡メドレー」、「七つの子」、「背くらべ」など懐かしい叙情歌で観客を過ぎし彼方へと誘なった。

　フィナーレはえりもダンスサークル「Ｅ―Ｈｅａｒｔｓ」が、小中学生と高校生34人が３グループに分かれて、ダンスメドレーなどをステージ狭しとリズミカルに踊り、ラストシーンには全員で体をくねらせながらステージ上下で軽快にダンスを披露し締めくくった。