子育て世帯の交流を中心市街地で行い、地域の活性化を図るイベント「くしろ子育て応援フェスティバル２０２３」（同実行委員会主催）が３日、釧路フィッシャーマンズワーフＭＯＯ２階の観光交流コーナーを中心に開かれた。１０００人を超える親子連れがさまざまなイベントを楽しんだ。

　同イベントは、「つながる・ひろがる・子育ての輪」をテーマに実施。市民団体や協力企業による各種体験ブースや手作り雑貨の販売、ワークショップ、子供服などのおさがり広場が設置され、多くの親子連れでにぎわった。子供と３人で訪れた門馬綾華さんは「すごく楽しませてもらった。休日にイベントがあると子供と一緒に行きやすい」と話していた。

　２回目となる今回は行政とも連携し、ＭＯＯに隣接するＥＧＧでは市の環境事業課や市健康推進課が体験ブースを出店したほか、市が子育て支援事業として原則毎週月曜日にＭＯＯ５階の多目的アリーナを子育て世帯に無料解放する「ちびっこマンデー」の拡充イベントも実施。子供と２人でちびっこマンデーに訪れた山村友里さんは「初めて来たが、遊具が充実していてとても良かった。子育てフェスの方も楽しみたい」と笑顔を見せた。

　実行委員長を務める「くしろ子育てネットワークＨａｐｏｒｔ（ハポート）」の伊藤美也子代表は「天気にも恵まれて、たくさんの人たちに楽しんでもらえた。イベントは子育てママの協力が中心となっているが、今後はパパの協力ももらえるように取り組んでいきたい」と話していた。