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釧路新聞

白糠線廃止40年で消印作製 釧路市立博物館【白糠】

 【白糠】町内の郵便局と釧路市立博物館は共同で、白糠線廃線40周年を記念する消印を作製した。押印期間は2024年10月22日までで、同線沿線にある郵便局と簡易郵便局計4局で押印している。消印を集めるスタンプラリーも実施している。

 同線は石炭や森林資源の開発のため、白糠から足寄に至る路線として計画され、1964年に白糠から上茶路まで開業。72年に北進まで延伸するも、沿線の炭鉱閉山や木材輸送のトラック移行などにより営業は振るわず、83年10月23日に全線廃止。国鉄再建法による最初の廃止路線となった。

 今回、新たに小型印4種類を作製。最終日に運行されたさよなら列車や、終着駅の駅名標などを図案化しており、デザインには同博物館が協力した。白糠局と茶路、縫別、北進の各簡易局で押印している。

 スタンプラリーは各局で配布している記念台紙に記念消印を集めるもの。63円以上の未使用の切手1枚につき消印を一つ押印しており、切手が貼ってあれば記念台紙以外にも押印できる。

 白糠局では白糠線ミニパネル展を同時開催しているほか、釧路市内では雄別鉄道開業100年記念の消印スタンプラリーも実施中。白糠線と合わせて巡ることで、釧路の鉄道の歴史を感じることができる。同局には既に400通近い押印依頼が寄せられており、同局の藏本博幸局長は「沿線は紅葉が見頃。各局を回り、白糠の良さを知ってもらいたい」と話していた。

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