まちなかに絵手紙 「芸術散歩」楽しんで 白老
白老町の協同組合白老商業振興会(村上英明理事長)と、しらおい絵手紙教室(星克子代表、会員6人)は3日、大町商店街の12店舗の店頭に各1点ずつ大きな絵手紙を展示する企画展をスタートさせた。初めての試みで、星代表(74)が会員の力作を多くの人に見てほしいと村上理事長(54)に依頼して実現した。12日まで、ウインドーショッピングをしながら文化の秋を楽しめる。
企画展の作品の大きさは、いずれも縦54センチ、横38センチ。町内で見られるアジサイやハマナス、オオウバユリなどなじみ深い植物の絵に、「心はピーンとのばして前向きに」など鑑賞者にエールを送る一言が添えてある。全部で40点ほどあり、期間中に入れ替えていくという。
展示する店舗は、今回の趣旨に賛同した大町の飲食店や宿泊施設、電器店、婦人服店など12店。店舗がひしめく通りは、彫刻などが並ぶ「屋根のない博物館通り」とも呼ばれており、絵手紙も鑑賞できる間は”芸術散歩”を満喫できそう。
星代表は、苫小牧市在住の日本絵手紙協会公認講師。しらおい経済センターで月2回、教室を開いて生徒に絵手紙を描く技術や魅力を伝えている。
生徒の作品は2019年から毎年、町内の飲食店「ラナピリカ」で企画展を開いて発表している。今年に入って、店主の佐々木美保(よしほ)オーナー(44)が星代表に村上理事長を紹介し、交流を深める中で、まちなかでも作品を展示できないかという話になり、今回の企画展が実現した。
星代表は「白老への感謝やエールを込めた会員の力作を、大きな場に出してあげたかった」と企画展に向けた思いを語る。村上理事長も「買い物を楽しみながら作品にも目を留めてもらい、絵手紙に興味を持ってもらうきっかけが生まれたらうれしい」と話す。
関連記事
生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も 安平
安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...
クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ
苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...
狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】
道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...
12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】
西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...
健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..
工房、不登校児の居場所に 登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】